大会用新作紙芝居続

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今回の「土僧と運固 —- 南極からの挑戦者の巻」は、

私の紙芝居歴14年の中で、一つの画期をなしている。

それは、輪郭線を用いて絵を描いたこと。輪郭線は絵の上手下手が明確に分かる。

それで、今までの私の紙芝居では、「うくろう」シリーズで見られるように、

絵の上手下手を隠すため、輪郭線を使わなかった。描写力の無い中、

絵に完成度を持たすため、背景を先に描き、その上にキャラクターを塗った。

こうすることにより、背景とキャラクターの境界が極めて明確になり、

描写力以上に絵に完成度を持たせることができる。

今回輪郭線を用いたということは、自分の描写力が少し向上したことを意味する。

輪郭線を引く力が向上したのは、

イラストレーターでベジェ曲線を引いてきたことが大きく寄与している。

輪郭線を用いると、絵を仕上げる速度が格段に高まる。

これにより、年に新作を複数製作することが可能になった。

また、二つの画風を確立したことも大きい。輪郭線有りと無しの画風だ。

2014年度の手作り紙芝居大会本選は来年1月18日だ。例年より40日程遅い。

まずは予選に通ることを祈ろう。絵を2つ載せておく。

まずは、土僧が地球に大化けした絵。宇宙が美しい。

地球化した土僧

 

次は、巨大な氷山よりも大きくなった土僧の絵。う〜ん迫力大だ。

巨大化する土僧

 

 

松崎直敏
Author: 松崎直敏