裏の柿

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今年の裏の柿はうまい。

去年はどっさりなったが、粒が小さく、味がせんばんだった。

今年は、台風とか豪雨があったせいか、実が適当に落ちて、

木に丁度の数になったのだろうか、うまい、うま過ぎる。

去年より数が少ないとはいえ、今年もバケツ4杯ほど採れた。

裏の柿

上の方の実は、木に登って採るのだが、木の枝が可哀想なほどに細い。

柿の木

いたいたしくなる。

一体、この柿の木、何歳なんだろう。

親父も亡くなって、もう誰がいつ植えたかを知ることはできない。

残念至極。

そう言えば、この柿を、親父とか御袋とかと一緒に採ったりした記憶が全くない。

それも残念至極。

来年は長男夫婦、二人の孫にもこの柿を見せて、一緒に採ろうと思う。

私は柿が大好きで、バケツ1杯分は3日持たない。

でも、今の子は柿、どうなんだろう。

 

 

松崎直敏
Author: 松崎直敏